会長挨拶

今般、第21回日本術中画像情報学会を2021年4月24日に、札幌（ロイトン札幌ホテル）で開催させていただきます。大変光栄に存じておりますとともに、札幌医科大学医学部脳神経外科学教室の総力をあげて実りある会となるよう鋭意準備を進めているところです。

メインテーマは「術前、術中の戦略、戦術」とし、内・外視鏡やVRなど最新の医療機器が通信技術進歩によって開発改良される時代の手術の実際や教育を議論したいと考えています。５G導入やオリンピック効果で当学術集会にて体験できる近未来の遠隔通信を期待しておりましたが、COVID19の影響で期待通りとはいきません。一方でWEB通信は一般家庭にも普及しており、術中画像配信も始まっています。多数の術前情報を持てる現在、戦略がなければ手術の本筋を見誤ること危険性があり、情報の使い方についても議論したいと考えております。

COVID19の感染拡大状況にもよりますが、本学会としては20年ぶりの札幌開催を目指しております。会員の皆様におかれましては、ご支援・ご指導をお願い申し上げますとともに、本学会が最新の知識や意見の交換の場となるよう、多くの皆様のご参会をお待ちしております。

第21回日本術中画像情報学会　
会長　三國　信啓　
（札幌医科大学　脳神経外科　教授）